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俳優 中村芝翫さんの言葉にグッときた

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先日の有吉弘行のダレトク!?というテレビ番組にゲスト出演した際に

俳優、歌舞伎役者の中村芝翫さんが趣味といった趣味が無いのだが趣味ってどうやって作ったらいいんですか?と

番組内で質問していまして、

まぁいろいろと出演者が答えていくわけですが

そこでアンタッチャブルの山崎が

「歌舞伎の人とかっていうのは、舞台上で

表現する人だから、そこに居るっていうのが

そもそもの輝く場所だから、趣味っていうのを

作らなくてもそもそも平気なんですよね!」

みたいなことを言っていて

中村芝翫さんが

そうそう!正にそうで。舞台に立っている時

の高揚感といったらそれはもう格別で

あの時の瞬間はそりゃまあ特別で、

それを味わいたくて稽古しているし、休みなんかもほとんどなくて。

休んでいる間に他の人がその自分の場所に

ポッと入ってしまうんではないか

という怖さもあるので、逆に休んではいられないですね。」

と言っているのをぼけっとしながらみていて

「あ〜なんかわかる。。」とつぶやいてしまいました。

もちろん、舞台なんかとは全然、雲泥の差がありますが、

私も常に人に見られる場所で仕事をしているの

でなにかその気持ちに共感する部分があったん

です。

仕事柄、自分を必要としてくれているお客さんがいて

自分目当てに来店してくれるお客さんが一日に

何人も居て

そのお客さんが自分が居てくれて今日はラッキーだったとか

友達から上手いって聞いからここに来たとか。

自分に期待を込められて来店してくださってい

るという感覚を味わった時にこの仕事はやめら

れなくなりますし

それだけではなく

例えば忙しい時なんかはもうバンバンお客さんがひっきりなしに入ってくる。それを店を回しながらも

急ぎながらもお客さんの満足を引き出すカットをして、周りに気を配り、担当してないんだけど、こちらにわざわざ挨拶してくれる人に笑顔になったり。

何気無しに黙って目をつぶって髪を切られてい

た人が帰り際、急に

「あなた上手いね」と褒めてくれたり

こうした瞬間の高揚感っていったら

言葉にはできないほどです。

そして忙しい時ほど高揚感がものすごい得られるんです。

もうどんどん来いみたいな感じで(笑)

喜んでもらって、利益をあげれて、感謝されて。

充実しているし人生、生きてるって実感するのもこの瞬間ですからね

仕事に情熱を持って打ち込めるのって

なかなかない事ですし、

そういう仕事に就けた、選べたってことは

幸せなことだなとつくづく思います

 

そして先ほどの話に戻ります。

そうやって仕事に充実感を感じるていると

いざ休みだ、となると張り合いがなくて家に居

るときはすごく気が抜けてしまうんですね。

だらーっとしてしまうし、張り合いを感じてい

る場所が常なので、気が抜けてしまう。

趣味で自分のやりたいことやって楽しんでいる

時とは違うものを感じてるですね、たぶん。

趣味の時間もすごく楽しくて好きな時間なので

すが仕事の高揚感ほど得られるものはないと思っていて。

なので、冒頭に紹介した中村芝翫さんの言葉に

すごく共感してしまったのです。

中村さん曰く

「舞台に立っているときの高揚感といったら、なんでしょう、上手く言えないけども、格別なものがある」

仕事が好きでもう仕事が趣味みたいなものなんでしょうね。

本人は趣味ってどうやって持ったらいいんですか?って聞いてたので欲しいとは思うんですが(笑)

自分の特別に輝ける場所があるからこそ

プラベートではそんなに趣味といった趣味は

無い。

その言ってることがすごくわかって

なぜか嬉しくなった、そんな話しでした。