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M-1GP2019 敗者復活戦を見ておもわず‥

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 M-1グランプリの敗者復活を見て、思わず涙が出そうになりました。

過去にサンドウィッチマンやトレンディエンジェルが敗者復活から駆け上がって頂点まで登りつめました。

彼等はお笑いに命をかけて、日本一の漫才を決めるグランプリで一番をとることを目指しています。

しかし、ひとえにお笑い芸人を、飯を食っていく仕事にするというのは常人が考える以上にはるかに難しいことです。

お笑い芸人を志すといっても、月並みな表現かもしれませんが、星の数ほどいます。

実際に芸人になっても生計を立てるためにバイト生活は免れません。

30、40になっても芽が出なかったら一生バイトをしなければいけないかもしれません。

そして幾人もの人達が普通の生活に戻っていきます。

バイトしかしてきてないので、違う仕事に転職することも困難なことだと思います。

面白い、面白くないは人の感じかた。その時々と社会のトレンドもあると思います。

だからそそ、ひたむきに努力を続けて、面白い、面白くないを追求して、何回もトライと失敗を繰り返してネタを追求しています。

繰り返して失敗を成功に変えて、また努力して。

晴天の霹靂のように

そして、それを神様が見ているかのように、今まで陽の目を見ることのなかった芸人が、まるで何かに導かれるように、一気に駆け上がっていく。

今まで、なんのコンテストやなんにも引っかからなかった人達がですよ。

まるでスイッチが切り替わるかのようにぱっと世の中に漫才がウケて、受け入れられる。

もちろん、そこまで下積み時代から応援していた人達からすれば喜びはひとしおです。

だから敗者復活戦を勝ちあがったときに、見せる驚きと何が起きたのか正直わかっていない表情はまさにそれを物語っていると思います。

過去に敗者復活戦を勝ち上がった芸人オードリーはまさに晴天の霹靂で天地がひっくり返ってしまったことのようだったと振り返っていました。

M-1の決勝で優勝した瞬間に、その芸人やまわりの人達がいっきに報われたとき

思いっきり抱き合って喜びを爆発させる瞬間はいつ見ても胸が熱くなります。

苦労が報われる瞬間

自分も歳をとってきたと気づきますが

人が苦労して苦労してやっと手に入れた成功を見るとき、そこにはどんな壮絶なことを経験し、ひどい泥水を飲んできたのか。

常人にはとても理解できるものではないはずです。

まわりは普通に会社に勤めて、結婚して子供ができて社会人としての地位を築いていく

一向に芽が出ていかない自分たちへの焦りと孤独感は想像に難しくありません。

何かを犠牲にして、勝ち取った大きなものの前には感動の一文字では決して表すことのできないものが去来するのでしょう。

たかがお笑いのコンテストグランプリの物語と思うかもしれませんが、本当に努力を続けていった人達の人生が変わる瞬間は筋書きなどなく人々を感動させます。

努力を続けていくことの難しさは、お笑いという人を笑わせて楽しませる仕事のぶん、一種の道化師のようにならなければならないので、人にはなかなかその姿を見せることは出来ないと思います。

その苦悩や葛藤を全て飲み込んで必死にお客さんを楽しませようとする姿には敬意の一言に尽きます。

そんな敗者復活戦を観ててなんとなく胸熱になったことをツラツラと書いていきました。

敗者復活が終わったらしっかり投票したいと思います。

芸人の皆さん頑張れ!!