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ELLEGARDEN(エルレガーデン)の超おすすめ人気曲・アルバム‼︎

ELLEGARDEN - Riot on the Grill (J-POP 365 - 7.11.2012 - DAY 295)

こんにちは。

今回は日本を代表するロックバンド、エルレガーデンのおすすめの曲をご紹介します。

ブルーハーツからハイスタンダード、そしてエルレへ。時代の寵児達と並ぶ世代を象徴するバンド。

ロック好き、バンドキッズ達に圧倒的な影響力を持ち、今やロック界を完全に席巻するONE OK ROCKも彼等をリスペクトしているのは有名な話。

そんなエルレガーデンのおすすめ曲を紹介するのはもちろん、何が魅力的なのか、歌詞や人間性までそんなことまでを書き連ねていこうと思っております。

ELLEGARDENってどんなアーティスト?

概要

1998年に千葉県で結成。

約10年の活動中5枚のスタジオアルバムを制作。中でも『ELEVEN FIRE CRACKER』はインディーズリリースながらオリコンチャート初登場1位を記録した伝説のアルバムになった。

2008年に活動休止。

その後メンバーそれぞれが自分たちのバンドをやりつつ、10年間の活動休止期間を経て2018年に活動を再開。

活動再開後の初めてのツアー

『THE BOYS ARE BACK IN TOWN TOUR 2018』にONE OK ROCKが出演したことでも話題に。(ONE OK ROCKは全3公演にゲストアクトとして出演)

間違いなく、日本の2000年代ロック・エモ・パンクを牽引し発展させた最大の功労者それがエルレガーデン。

Elle Garden @ SXSW 2006

メンバー

細美武士(ヴォーカル・ギター)

生形真一(ギター)リーダー

高田雄一(ベース)

高橋宏貴(ドラム)

バンド名の由来

ドラムの高橋が名付け親。

「ELLE」という言葉に賢さと「GARDEN」という言葉に馬鹿らしさを感じ、これらを組み合わせて「ELLEGARDEN」をバンド名とした。

※ちなみにフランスのファッションブランド「ELLE」から商標名の侵害で訴えられたこともある。

Elle Garden @ SXSW 2006

ロックとパンク、そしてエモ

初期はロック色が強く、ヴォーカルの細美の歌詞と英語の発音が融合した、邦ロックなんだけど洋楽っぽい。

アメリカ西海岸を思わせるようなメロディックパンクや本格的なロックサウンド。そして哀愁さと優しさが混在したエモーショナルなサウンドがエルレガーデンの最大の魅力。

聴いていて、かっこいいんだけど、どこか物悲しがあって心をぎゅっと鷲掴みにされる。

2000年代エルレと共に生きてきた人は、この優しさと力強さに救われた方も少なくなかったのでは。

僕はエルレの楽曲に今まで何度となく救われきた。

2ndアルバムBRING YOUR BOARDのCDのジャケットの帯に

「メロパン?エモ?ロック?かっけーならなんでもいーよ!!」

これが正にエルレの真骨頂そのもので

「いい音楽を鳴らしていればきっと何かに繋がる」

つまりはジャンルなんてなんだって良くてカッコいい曲にはジャンルは関係無い・なんだっていいんだというのは、今でも音楽を聴く上で大切にしている言葉になっています。

Ellegarden @ Japan Bash, Austin, TX

ベース

筆者は実はベースがエルレの曲を何倍にも引き上げているような気がしていて。

もちろんエルレのフロントマンは細美だし、生形のギターが逸脱してるのは間違いないし、ハッキリいってベースは地味だと思う。

だけど、高田のベースがいつだってエルレの華やかで、いい意味で雑破とした楽曲の重心を安定させていて、実にいいベースラインを弾く。

ルートをしっかり抑えているベースだからこそ、決して目立たないけどエルレの楽曲にはなんか深みがあるし、古き良きパンクのようなある種の聴き心地さがある。そこが根本の魅力ではないかとさえ感じています。

Elle Garden @ SXSW 2006

細美武士の歌詞

なんといってもエルレガーデンはその歌詞の素晴らしさ。

エルレガーデンの作詞・作曲はヴォーカルの細美武士が担当しているが、楽曲もさることながら、こんなにも熱く胸をえぐられるような、それでいてこちらが元気に勇気づけられるような歌詞を書けるのは、どこまでも真っ直ぐでピュアな細美武士氏ならではなのだと思います。

少しだけご紹介します。

【Go cry  Go smile.
It's something good to do to live as you want
I'm on your side  Your life is all yours.
So don't let other people force you to be good
Be kind to yourself】(風の日)

《泣いたっていいよ、笑っていいよ。自分が思うように生きたらいい。思い通りに生きていくのがいいんだ。僕はあなたの味方だよ。あなたの人生はあなただけのものだよ。あなたに無理をさせる人なんかの言葉を聞くことはない。自分に優しくしてあげるんだ。》

 

【遠回りする度に見えてきたこともあって
早く着くことが全てと僕には思えなかった
間違ったことがいつか君を救うから
数え切れないほど無くしてまた拾い集めりゃいいさ】(ジターバグ)

 

【最後に笑うのは正直な奴だけだ

出し抜いて立ち回って  手に入れたのものはみんなすぐに消えた

ねぇ この夜が終わる頃 僕らも消えていく
そう思えば 僕にとって 大事なことなんて
いくつもないと思うんだ】(金星)

 

【積み重ねた 思い出とか 音を立てて崩れたって 僕らはまた 今日を記憶に変えていける
間違いとか すれ違いが 僕らを切り離したって
僕らはまた 今日を記憶に変えていける】(虹)

おすすめ曲YouTube

DON'T TRUST ANYONE BUT US

風の日

バンド初期の彼等の代表曲でありライブでも人気の名曲。

イントロのファズを聴くと一気に青春時代を思い出す人も多くいるのでは^ ^

哀愁感ハンパない切ないメロディラインと、その歌をしっかり聴かせるような決して前に行き過ぎない楽器隊の演奏。

けど間奏は熱く感情爆発、そしてCメロ。

『Go cry  Go smile…』

ギターのアルペジオで繊細に丁寧に力強く歌いあげるヴォーカル。ここが本当に泣ける。

力強さとそっと背中を押してくれるような優しさの両方が兼ねそろえられた素晴らしい一曲。

DON'T TRUST ANYONE BUT US

  1. My Favorite Song
  2. サンタクロース
  3. Can You Feel Like I Do
  4. Bare Foot
  5. 指輪
  6. 45
  7. 風の日
  8. Middle Of Nowhere
  9. Lonesome
  10. Sliding Door
  11. The End Of The World 

BRING YOUR BOARD!!

ジターバグ

ジターバグ

青春疾走系パンクロックナンバー、ジターバグ

一気にエルレガーデンの人気を世に押し上げていった不動の名曲。

エルレの曲って、キャッチーで聴いた瞬間に「あっ、この曲やばカッコいい」って思ってしまうんですよね。

サビももちろんカッコいいんだけど、なんといってもイントロAメロがそれにも増して最高!つまり曲の出だしで圧倒的に心を掴まれてしまうというのがエルレガーデンの特徴。

キャッチーでグッドメロディでエモい。すごく聴きやすいんだけど、決してその楽曲は軽さを持ったものではなくて、聴き込むごとにいろいろな角度から変わって曲に味が出てくる。

そんな曲が多い気がします。

      BRING YOUR BOARD!!

  1. Surfrider Association
  2. No.13
  3. ジターバグ
  4. A Song For James
  5. Wannabies
  6. Insane
  7. My Friend Is Falling Down
  8. Dancing In A Circle
  9. Cuomo
  10. 金星
  11. So Sad

Pepperoni Quattro

Supernova

Supernova

3rdアルバムPepperoni Quattro。

アメリカ西海岸のポップパンクと形容される彼等の分岐点となるアルバム。

中でもSupernovaは必ずライブの一曲目に演奏されるエルレの代表曲。(何回代表曲って書いてんだろwwでもそのくらいバンドの顔になる曲が多過ぎる!)

つまり、エルレファンにとって他の曲とはある種の一線を画す特別な一曲。

疾走感たっぷりのこれぞメロディックエモパンク!曲がかかった瞬間にSupernovaを思い出す特徴的なイントロのリフ。明るい曲のように思えて実は歌詞が切なさすぎたり、やはり優しさと強さと哀愁のエモーショナルがバンドの根幹に流れていると感じざるを得ない。

このアルバムは今までのロック路線からよりポップパンクに傾倒し、今までよりも圧倒的に音に磨きがかかった。

10曲中10曲がめちゃくちゃいい名盤。

Pepperoni Quattro

  1. Supernova
  2. スターフィッシュ
  3. Make A Wish
  4. Addicted
  5. バタフライ
  6. My Bloody Holiday
  7. Pizza Man
  8. ロストワールド
  9. Perfect Days
  10. Good Morning Kids

RIOT ON THE GRILL

虹

4thアルバム。日本インディーズシーンにおける傑作といわれるRIOT ON THE GRILL。

虹はこのアルバムを代表とされる曲で、エモいグッドメロディに心がやられる。サウンドの躍動感とクオリティ、なんでこんなにもの悲しさと懐かしさが一気に去来するのだろう。

《迷わずに済む道もあった どこにでも行ける自由を 失う方がもっと怖かった》

純でピュア、まっすぐで優しい、そんなエルレガーデンの良さがたくさんつまっている曲。

そして虹からギターのハウリングの余波で自然と繋がる次曲、I Hate itも必聴のナンバー。

RIOT ON THE GRILL

  1. Red Hot
  2. モンスター
  3. Snake Fighting
  4. Marry Me
  5. Missing
  6. Bored Of Everything
  7. TV Maniacs
  8. I Hate It
  9. BBQ Riot Song

ELEVEN FIRE CRACKERS

Fire Cracker

Fire Cracker

5thアルバム。

インディーズリリースでオリコンチャート1位を記録した伝説のアルバム。

Fire Crackerはもう一発目聴いたときから、うわ、エルレってここまで来たの!?って感じた曲で、ハリウッド映画のサウンドトラックにでもなっていそうな、おしゃれで洗練されていて細美のネイティブな発音は切れを増し、なおかつダークネス。

エモいけど、決してキャッチー一辺倒ではない今までのポップパンクの路線からまたちょっと一味違うサウンドに転換した印象を持った。

アルバム全部を聴いて頂けたらわかると思うが、よりシリアスで歌詞も作り込まれていてクオリティはどのアルバムよりも高く充実している。

バンドとして真剣に自分たちのサウンドとリスナーに対する姿勢を示した最高傑作であると感じます。

ELEVEN FIRE CRACKERS

  1. Opening
  2. Fire Cracker
  3. Space Sonic
  4. Acropolis
  5. Winter
  6. Gunpowder Valentine
  7. アッシュ
  8. Salamander
  9. 高架線
  10. Alternative Plans
  11. Marie
ELLEGARDENをもっと聴く

まとめ

いかがでしたでしょうか。

正直書いていて、いい曲がたくさんありすぎて迷うことがいっぱいでした。

それほどに代表される人気曲が多すぎて、アルバム毎に見せるバンドサウンドの表情も違うので、うまく紹介をしていくのは非常に難しかったですが、やっぱ書いていてこんなにも素晴らしいバンドがいたこと。それはやっぱり後世に残るし、だからこそ復活した時に泣いた人も沢山いた。

復活のライブでは20曲以上をファンに披露するなど、ファンを愛し、愛されているエルレガーデン。

これからの益々の活躍も楽しみですし、この記事をみて初めてエルレを知ったという方には是非聴いて好きになってほしいです^_^